A4透明封筒と紙封筒の反応率テスト
ダイレクトメールの封筒の材質による違いの反応率テストをしました。
当社顧問先のデータです。
テスト目的:透明封筒と紙封筒の反応率
テスト内容
| A4透明封筒
| 角2封筒
|
色 |
両面透明 |
クリーム色 |
サイズ(横×縦) |
225mm×305mm |
240mm× 332mm |
材質 |
CPP(破れにくい)40ミクロン |
100g/mm |
宛名ラベル位置 |
左右中央 上下上から4/10の位置 1枚 |
封入物 |
A4用紙5枚 小冊子 変形申込書 |
配送方法 |
ヤマトメール便 |
発送時期 |
2012年8月下旬 |
宛先 |
前回の募集で問い合わせはあったが成約に結びつかなかったお客様 |
発送数 |
1564通 782通に振り分け |
発送先 |
全国(沖縄離島を除く) |
振り分け方法 |
ランダムに名簿を抽出 |
コンバージョン |
サンプル依頼が来た数 |
回収期限 |
発送日より30日 |
透明封筒の中に入る表裏の紙内容:キャッチコピー・イラスト・手書き文字 |
紙封筒の印刷内容:表裏にキャッチコピー・イラスト・手書き文字 |
今回のテストでは純粋に封筒の材質だけの違いにより
反応率の差が出るかを目的にしました。
結果回収数 |
A4透明封筒 : 43通 |
角2紙封筒 : 37通 |
回収率 |
A4透明封筒 : 5.50% |
角2紙封筒 : 4.73% |
差 A4透明封筒が回収数で6通、回収率で0.77%
倍率 A4透明封筒が回収数で113%、回収率で116% 上回る
A4透明封筒の方が回収率は16%上回りましたが、これを誤差とみるかあるいは大きな差とみるかは見方が分かれるところです。
私の私見では母数にもよりますが今回のエストでは10%以上の差があるので効果ありと考えています。
実はこのテストには見落としてはいけない部分があります。
テスト内容に書きませんでしたが、ダイレクトメール1通当たりの作成コストが違います。
角2封筒の場合には封筒への「印刷コスト」が別途かかり、封筒代金も高くなります。
そして、テストをするたびにその差が大きくなっていきます。
またテスト途中での変更などの対応も封筒印刷の方が難しくなります。
このテストでは透明封筒が断然優位に思えますが、実例として 角2紙封筒を使い透明封筒よりも反応率を上げている会社があります。
ただし紙封筒使用前にA4透明封筒で何回もテストを繰り返しています。現在も紙封筒と透明封筒を使い分けています。
単純に角2紙封筒が良かったというものではありません。。
もしDMでテストを繰り返していく必要がある場合には
「透明封筒」で始めることをお勧めします。